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2025.06.23

小さな生き物たちの美しい世界を手のひらに─公園緑地管理者に向けた「プラスチック封入標本づくり」研修会を開催しました

 
 
 
昆虫や花を透明な樹脂に封じ込める「プラスチック封入標本」は、形が崩れたり虫食いの心配がなく、生き物をじっくり観察できるうえ、市民参加型の保護活動の重要なツールとしても使えます。この技術を公園イベントで活用できる講師を育成するため、エコルは2025年3月と6月に研修会を企画。東京都の夢の島熱帯植物館と大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森にて、株式会社日比谷アメニスの指定管理者グループと共同で研修会を開催しました。
 
 
 
 
 
 
講師としてお招きしたのは、兵庫県立人と自然の博物館の三橋弘宗氏。河川生態学や自然再生活動の専門家で、封入標本作成指導にも定評があります。研修では公園管理スタッフが素材の準備や美しい仕上がりを作るコツ、安全面での留意点をまなび、終了後は「講師の専門知識や、客層に合わせた魅力的な話術が、公園運営にとっても大変参考になった」といった声が寄せられました。
 
 
 
 
さらに大井ふ頭中央海浜公園管理事務所では研修翌日、早速一般向け体験会イベントを実施。研修を受けたスタッフが講師となり、子供たちやご家族が生き物を封じ込める標本づくりを楽しみました。主催者からは、「夏の自由研究や公園の動植物展示等、様々なテーマでイベント展開できる」「公園の特色を生かした魅力的なイベントとして定着していけそう」と運営に向けた意欲的なご意見も。
 
 
 
研修をきっかけに、地域の自然への関心がさらに高まることを期待しています!
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