2024年11月16日(土)、17日(日)に東京大学弥生キャンパスにて開催された樹木医学会第29回大会に参加しました。
当日は秋晴れの中、紅葉が美しく、陽だまりが心地よい構内を歩きながら、都市樹木が守るべき大切な存在であることを改めて実感しました。
今年の特別講演会のテーマは「都市に生きる樹木を守る」。
口頭発表は14件、ポスター発表は27件と充実しており、会場は多くの参加者で賑わっていました。樹木医業界の研究者や実務者が一堂に会し、議論を深めるこの場は、学びや刺激を得られる非常に貴重な機会となりました。
弊社も樹木医の髙田が「点群を活用した樹木の詳細診断 ~シンボルツリーの力学的形態評価~」と題して口頭発表しました。この発表では、保全が前提となる都市のシンボルツリーを対象に最新技術である3Dスキャンから得られる点群データを活用し、従来のt/R率や腐朽空洞率だけでなく、樹木の形態まで考慮してリスク評価を行った事例について紹介しました。
多くの方から貴重な意見をいただき、直接議論する機会にも恵まれました。これらを糧に、より良い研究としてまとめていける手応えを感じています。
また来年の大会を楽しみに、さらに研鑽を積んでいきたいと思います。